試合で負けたあと、泣いている子どもを前にすると、
何と声をかけていいかわからなくなる瞬間があります。
「頑張ったね」と言っても、悔しさで聞こえていないような顔。
「次こそ勝てるよ」と励ましても、うつむいたまま反応がない。
そんな姿を見ると、見守る側の心も痛みますよね。
目次
悩みの背景
試合で負けたあとに落ち込むのは、
「勝ちたい」という強い気持ちがあるから。
本気で頑張ってきた証拠でもあります。
でも、まだ気持ちの整理がつかない子どもにとって、
すぐに前向きな言葉を受け入れるのは難しいもの。
悔しさを感じる時間も、実は成長に欠かせないプロセスです。
その時間を“我慢して待てる大人”がそばにいること。
それが、次の一歩を踏み出すための支えになります。
アプローチ(対応のコツ)
① すぐに励まさず、まず「受け止める」
落ち込んでいる時は、言葉よりも「沈黙」や「そばにいる安心感」が大事。
無理に笑わせたり、元気づけようとするよりも、
ただ静かに見守る時間をつくりましょう。
「悔しかったね」「よく頑張ったね」
その一言だけで十分、心に届くことがあります。
② 「結果」ではなく「過程」を伝える
「勝った・負けた」ではなく、そこまでに頑張った姿を伝えましょう。
「最後まで諦めなかったね」
「技をかけにいった勇気、すごく良かったよ」
結果ではなく、行動や姿勢を認める言葉は、
子どもの心に自信を取り戻す力をくれます。
③ 気持ちが落ち着いた後に、一緒に振り返る
涙が止まってから初めて、少しずつ前を向けるようになります。
「次はどうしたい?」と本人の気持ちを引き出し、
「悔しさを次につなげる」感覚を育てていきましょう。
焦らず、タイミングを見て声をかけることが大切です。
まとめ
子どもにとって「負ける経験」は、成長に欠かせない学びです。
勝ち続けることよりも、負けから立ち上がる経験こそ、
本当の強さを育ててくれます。
泣いてもいい、落ち込んでもいい。
その悔しさが、“次に進む力”に変わる日が必ず来ます。

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